大事件?!実際に起こった期間工の悲劇 / スバル期間工卒業生の解説|バイト・求人探しはcoper

大事件?!実際に起こった期間工の悲劇 / スバル期間工卒業生の解説

更新日:2017/10/31 18:26:34

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 あなたは仕事で大きな失敗をしたことがありますか?

どうも、スバルの破壊王・せいじです。

 

仕事上での失敗ってたくさんありますよね。オフィスワークのサラリーマンで言うと「メールの誤送信」だとか「電話対応で怒鳴られた」とか。

期間工に関してはパソコンでの仕事なんてないのでそういうミスとは無縁ですが、やはりその職業なりの失敗談なんて言うのは結構な人が持っていると思います。

そして共通するのは

 

スゲェへこむ

 

だよね!? もうコレのおかげで1日の気分が最悪なことになったりするよね!?

今日はそんなライトな失敗からクッソヘビーな失敗までぶちまけて、同じような失敗をしたまたは失敗によってへこんでいる期間工たちの気分を和ませる作戦を展開しようと思います。

 

スバルの期間工の失敗談

 最初っからスゴイのぶちまけると読んでる皆が心臓麻痺起こすかもしれないのでとりあえずライトな失敗談から行きます。

 

期間工に起こりやすい失敗

僕は当時スバルのボディ課に勤めていました。

ボディ課というのは、車のボディーの元になる素の金属を溶接したりする工程。

大きな部品から小さな部品までコンテナに詰められて膨大な量がライン工の下に運び込まれます。

ほんでそれを金型にはめ込んで溶接用のアームがジジッと溶接してくれるんだけど、一つ問題っつうか大変な部分がありました。

 

それは作業用の通路が狭いこと。

車のリヤ部分とかのデカくて武骨な金属を運んだりする場所な割にその通路はホントギリギリの幅で、よく部品を壁にぶつけたり、ぶつけた衝撃で落っことしたりしてました。

 

そうすると部品が少し曲がったりへこんだりするんですね。

曲がったとしてもハンマー等で叩いて調節してあげれば素の金属なので元に戻るからいいんですが、その間ラインは止まります。

そこでシュバババと走り寄ってくる班長……

 

班長「お前気を付けて運べよ! そんなポンポン落としてたら仕事になんねーぞ!」

 

ぼく「すんませ~ん。。。(通路狭いんじゃ! どうにかせーや!)」

 

ざっとこんなもんよ。どう? わかりやすく怒られてるでしょ?

んで結局その班長は僕の不始末で係長に怒られます。僕に怒った人がさらに上に怒られるなんて食物連鎖そのものですね

 

そんで係長はどうするかというと、僕らに対して優しい言葉をかけてくれます。

 

係長「まあ色々難しいところもあるけど、怪我だけはしないようにね! 安全第一だから」

 

何でしょう? この「良い警官・悪い警官」みたいなアメとムチ……

以降も僕らのミスを怒るは班長、その先のケアは係長という図式は続きました。

 

まあこんな失敗は日常茶飯事だし、これをいちいち引きずっていては期間工なんてやってらんないので同じようなポカをやってる人は気にしないようにしましょう。

こういう風に怒られるのなんて犬のウンコ踏んじゃうよりよくあることです。ライトなルーティーン

 

職場で起こられることが事件とするならば、こんな「小事件」は日常茶飯事。しかも僕だけでなく同僚の皆さんもチョコチョコ起こってます。だから僕も気にしなかった

 

スバルの期間工がやってしまった大事件…

 さあ、ライトな失敗で体もほぐれたと思うので、いきなり天井ブチ破る勢いでレベル上げてくぞ?

 

なんとその事件は期間を満了する1日前に起きます。セミファイナル勤務の日ですね

その日も僕は体調不良など無く普通に一日が終わると思ってました。

いや、むしろ明日勤務を終えればもうこの仕事はおしまいなので、ゆーたら消化試合みたいなもん。頭の中は引っ越し後の生活のことでいっぱいいっぱいでした

 

それがいけなかった

 

その浮ついた気分というか、心境というか……

もともと単純作業だったので鼻歌歌いながらとか、色々な妄想かましながら退屈をしのぐ方法はやってたんですけど、あくまで仕事がメイン。

でもその時は違ったんですね。もう「心ここにあらず」みたいな感じ

 

まあそんなんでもある程度仕事はできるんで自分の変化に気づけず、その日の勤務も残り1時間半というところで、事件は起きた……

 

ドッッッゴオオォォォオォオォォン!!!!

 

という耳栓をしている僕でもビビって飛び上がるくらいの轟音と共に見たこともない光景が眼前に……

 

事の経緯はこうだ。

僕はいつも通り自動車のフロア部分を組み立てる仕事をしていた。

その部品というのは手近な在庫が無くなったらフォークリフトを運転している工員さんがコンテナごと大量にまた持ってきてくれるんだけど、それだけでは大変なのでポリプロピレン製の分厚いカゴに小分けにしてさらに手元に置けるようにしてるんですね。

 

しかし僕はその空になったポリカゴをなぜか組み立て中の部品の上に置いたまま溶接開始のスイッチを押しちゃったの。

これが通常であればセンサーが反応して「溶接範囲になんか違和感あるぞ。余計なもん置いとるか、部品ズレとるんちゃうか?」と警告を出してくれるのですが、その時はそのセンサーも反応せず異物が部品に乗ったまま溶接開始。

 

その時僕は10mほど離れた場所に追加部品を取りに行ってたのでそれに気づかずボケっとしてました。

するとフォークリフトに乗ってたおじさんはその異変に気づいたんでしょうね。うるさい工場の中で必死に大声とボディーランゲージで僕に危険を知らせようとします。

 

おじさん「★○※◎△~~~~!!」

 

ぼく「??」

 

そしてめでたくさっきのドッッッゴオオォォォオォオォォン!!!! がやってきます。

 

振り返ると頑丈なはずのフロア部分が正面衝突した車のボンネットの様にグッチャグチャに。そして僕が丸一日蹴り倒してもヒビ一つ入らなそうな分厚いポリカゴは四方に砕け散って白煙を上げています。

 

正直に言います。意味が分かりません

 

何がどうなっているのか、なぜ僕がセットしたはずの部品が事故車両の様に見るも無残な姿になっているのか?

 

これはその一部始終を見ていたおじさんからその後聞いた話ですが、ポリカゴが溶接アームに干渉して1つ目の溶接機が異常動作し、もう一つの溶接アームがその異常動作したアームに突っ込む形となり、その間に挟まれたフロア部分のパーツとポリカゴが破壊された模様。

 

何が起きたかわからず、ただ茫然と立ち尽くす僕。

そこに班長がやってくる

 

班長「何やってんだぁあぁぁあああぁああ!!」

 

班長の怒号とも悲鳴とも取れる叫びでハッと意識を取り戻しあたりを見渡すと、もう有名シンガーのライブかってくらいの人、人、人。

ここで僕、自分のやらかしに気付く。

 

ぼく「あのポリカゴや……」

 

いやいやいやおせーよwwwwって思うやろ? 人間な、衝撃的な光景が目に映るとしばらく思考がストップするんやで? キミも一つ賢くなったな!?

 

はい。

めでたく自分のやらかしに気付いた僕ですが、そのパニックは急にやってきます。

 

ぼく「やばい……ヤバイ……YABAI……」

 

自分の犯したミスびの重大さが一気に脳内に流れ込んできます。北斗神拳かよ

 

その時の僕が考えていたことは2つ。

 

一つは目の前の惨状をどう処理するか?

班長に謝る? 係長に謝る? いやそれは当たり前だけどそれで解決するか!?

機械を修理することもできないし、見ているだけしかできないのか!?

何もできない? 何もできない!?

そんな思考の無限ループ。解決策などあるわけもなく、ただ見ているだけ。

 

二つ目は今後のこと。

当然こんだけデカいミスやらかしたら損害賠償とか請求されるんだろうか?

そういえば、機械のメンテナンスの時に先輩に「この溶接機いくらするんすかね?w」とかアホ面して聞いててな……

確か先輩は「一つン千万ってトコじゃない?」って言ってたな……

いやもう具体的な金額とかどうでもええわ……要は俺の人生を賭して稼げるか稼げないかの金額がこの数秒で吹っ飛んだってことやろ?

ああ、4ヶ月必死に働いたけど、その貯金がミジンコのハナクソ以下に見えるくらいの負債がここに……

おまけに車のリア部分もおじゃん……もう上京資金の捻出どころじゃない……

ああ、生まれてきてごめんなさい……

 

初めて精神的ダメージで膝から崩れ落ちたわ。

もう周りが全てスローモーション。ラインは止まり、驚くほど静かになった工場内に響き渡る「うわー」だとか「ヤバイなー」の声。

声も出ず、脂汗と吐き気に襲われ「もうこのまま殺してくれ……」な廃人具合でへたり込む。もう現世は終わった。

せいじ先生の来世にご期待ください!

 

その時の時間はどれくらいだったろうか……5分? 10分? いや永遠だった。

もう宇宙が一巡して来世になってんじゃねーかというほどの体感時間を経て破られるその空気

 

係長「大丈夫? ケガとかしてない?」

 

ぼく「」

 

気付けばあのグチャグチャだった部品は取り除かれ、もうアカン状態かと思われた溶接機は再調整され正常に稼働するように。やっと少しまともな思考を取り戻し始めた僕は精いっぱいの声で係長に謝る

 

ぼく「ほんっっっとに申し訳ありませんでしたぁああぁああ!!!!」

 

係長「いやいやいや、せいじ君がケガしてないなら良かったよ。ホント、ケガだけは気をつけてな」

 

班長「お前ホント気をつけろよな! 溶接エリアに異物置くとか問題外だからな!!」

 

あ、いつもの構図だ。

そこでやっと僕は現実に戻ってきました。渦中の自分を客観的に見られたら、たぶんほぼほぼ幽体離脱してたと思う。スタンド状態。時よ止まれ

 

そして何事もなかったかのようにまた稼働を始めるライン。

戦後の日本もビビるくらいの復旧具合。やっぱ日本人はこうでなくちゃ!

その日の勤務が終わると一目散に係長と班長の元へ。

 

ぼく「改めて、本当に申し訳ありませんでした……」

 

班長「まあ過ぎたことはしょうがないよ。俺の始末書で済むみたいだから、あんま気にすんなw」

 

係長「ホント班長の言う通りだよ。気にせず、ケガしないようにね。」

 

なんだこれ。オメーら仏かよ

俺が女だったら人生賭して嫁ぐ勢いだわ。毎朝美味しい味噌汁作っちゃうぞコラ

 

こうして僕の壮大な期間工セミファイナルマッチは幕を下ろしました。

 

失敗を恐れるな!!

 こんだけ風呂敷広げまくって何が言いたいのかというと、職場で上司に怒られることに過度な恐れを抱かないでほしいってことです。これは期間工にかぎらず色々な職場に言えることですが

 

確かに怒られるのは嫌だし人によっては怒号が怖い人もいます。

しかしそんなことばかり考えていては委縮する一方ですし新しい一歩も進めることができません。

僕はこの一件のおかげで期間工を卒業した今でも失敗に対して「まあその時はその時!」という一種の耐性がつきました。

 

いやマジで、人生をひっくり返すくらいの予想負債額やで?

残りの人生奴隷生活を覚悟したわ

 

こんなやつでも無事期間工を卒業し、のうのうと生きてますんで、現職の方・これから期間工になろうって方も勇気を出してください。

日常のルーティーンの中でいつしか忘れてしまう失敗への怖れですが、降りかかってきても意外と何とかなります。

 

ほんと、死ぬこと以外はかすり傷やで!

 

そんな話です。

 

 

エンド

著者プロフィール

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東京都在住:元スバル期間工(2008年) 30代前半男性。(写真は期間工当時)

俳優を目指しながら『にちプチ 【Nichi-Petit】』というブログで日々思うことやプチお役立ち情報をわめいてる。読み手に勇気を与える文章が好きです。



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