coper blog
  • みんなの注目箇所

2017/12/15

スバルの期間工で38.5℃の熱出して働いた思い出【病気】

元スバルの熱血期間工(自称)のせいじです!

雨ニモマケズ

風ニモマケズ

病気ヤ怪我ニモマケヌ

サフイウモノニ

ワタシハナリタイ

ということで……みんな熱出したときどうしてる……?

選択肢?→そら休むやろ ?

選択肢?→いやいや働くやろ甘えんなや ?

選択肢?→熱高すぎワロタwwww

こんなトコでしょうか。

僕は今となっては何の迷いもなく?を選択します。

選択肢?は末期ですね。

今すぐ病院に行きましょう。そしてこれを受けて思うこと……それは

自分の身体より大事なものは無い!

自分の身体が元気じゃなけりゃ、大切なファミリーも養っていくことができないし、壊れた身体はちょっとやそっとでは修復されません。

それを無視してまで働くなんて未来を見ていない愚か者のすること!それくらいの意気込みで毎日を過ごしています。

しかーーし!!期間工時代の僕は違いました。

熱血期間工の異名を持っていた僕(自称)としては、金を貯めることだけにご執心だったので、選択肢?のような感じで体調がちょっと悪いくらいではへこたれず自動車をひたすら組み立ててました。

その姿はまさにモーレツ社員(期間工)!!

72時間働けますか―!!(働けませーん!!)

そしてやってくる限界……人間とは心意気だけでは生きて行けないという現実をまざまざと見せつけられる瞬間でもありました。

38.5度の世界

その日僕は朝からなんだか違和感満載でした。

ちょっと関節が痛むし、頭もフラフラする

しかし、僕の部屋に体温計などという最先端機器は置いてあるはずもなく、自分のおでこに手を当てて「熱とかはないみたいだなー。気のせいかなー」 とかのんきにスルーしたんですね。

今思い出すとこのくだり、ほんとアホですよね。

熱がある人間は全身の体温が上がってるから自分を触っても熱いなんて思わないんですよね。

他の誰かにやってもらわんと

まあそれにも気付かないくらいこの時点で熱があったってことなんでしょう。

すでに頭を蝕まれていたとは……

んでいつものように送迎バスに乗り職場に向かう。

そこでふと思う

お、今日はいつにもましてバスの揺れ激しくね?

なんか俺エチケット袋欲しくなってきたよ?そらそうよ、お前熱あるもん。

揺れてんのはバスじゃなくてお前な

そうして自分をだましだまし職場に行かせ、いつものように作業着と仕事用の装備を装着してラインに入る……

いつもの作業内容、いつもの作業負荷、いつもの工場内の風景……

しかし何かが違う……

そんな違和感を覚えつつも僕は最初の1時間を普通に終える。

この時点ではまだそこまで壊れてなかった

そして短い休憩時間を終え、またラインに入る。

そして休憩、そしてまたラインへ……

その繰り返しを3回ほど繰り返したあたりだろうか、気付けば座った状態から立ちあがることさえ中々うまくできないようになってしまった。

「おいせいじ、大丈夫か?」 心配した同課の先輩社員が声をかけてくれる。

僕はここでへこたれてはイカンと思い、「大丈夫っす!なんかちょっと昨日の疲れが残ってるんですかねハハ……」 とか乾いた表情で答えていた。

今思えばこの時「ダメです……」って答えとくべきだったと後悔してる

しかし自動車のラインは僕がどんな状態であろうと待ってはくれない。

まさに唯我独尊!

己の覇道を邪魔する工員などいらぬわ!とでも言わんばかりの無慈悲なラインスピード。

それでも僕ががんばろうとする理由は2つあった。

1つは同課に「サボり魔」がいたこと。

この人はおサボりが過ぎるあまり、みんなからの評価がすこぶる低かった。

どこの職場でも真面目に勤務する人間の方が評価されるのは世の常だ。

だから僕も居心地のいい職場にするために、おサボりなんていうプレイは絶対にやらないと決めていた。

2つ目は「皆勤手当」だ。

どこの工場系の会社も大体取り入れているであろうこの制度、1円でも多くの貯金をしたいと思っている僕にとっては体調の悪さを押してでもゲットしたい貴重な財源でもあった。

そして自分の中で一番大きな比重を秘めていた理由もコレ。

とにかく「皆勤手当」は外せない!!皆勤手当ってどれくらいか知ってる……?企業によってはホワイトカラーでも5,000円とか10,000円とかはちらほら見るよね?驚くなかれスバルは30,000円ッッ!!これは外せないだろぉおぉお!!

これを「はした金」とか呼べるヤツは人じゃねェエェェエ!!っていうか3万の金額を無視できる人間はそもそも期間工で頑張って金貯めようなんて思わねぇ!!

だから僕にとってこの「皆勤手当」という「がんばったで賞」は期間工当時、何物にも勝る努力の結晶であり将来への大切な積み立てでもあったのだ。

それを今、このクソみたいな発熱に奪われようとしている!!このクソ熱がぁあああああああ!!僕は憤った。

そして誓った……どんなことをしてでもこの日の勤務を乗り切ってみせる!!……と。

奇しくもその日は金曜日。

勤務日としては週の一番最後に当たる。

ここを乗り越えれば土日と休みが続き、滋養を取るには十分な時間が確保されていることになる。

せっかくの土日休みをそんなことに使うのは本当に不本意だが背に腹は代えられない。

すべては皆勤手当のため!!

今週の土日は泣くしかない!!部品をセットしている最中、部品を補充している最中、機器の点検をしている最中、いついかなる時でも、一瞬でも力を抜いてしまえばそこで崩れ落ちてしまう。そんなスリルにも似た気持ちの中仕事を続けていると……「おーいせいじ!大丈夫かぁ!?」フォークリフトで工場内の部品を供給している先輩社員から心配する声が聞こえた。

そして、それから先は僕自身もよく覚えていない……唯一覚えているのは「ダメだこりゃあ!!」というその先輩の声だけ。

あとから聞いたところ、僕はアヘ顔ダブルピースで先輩に無事をアピールしていたらしい。

これは見ただけで危険が伝わってくる光景ですね

スバルフィーバー!!

気付けば1時間ほどの作業時間を終え10分ほどの休憩時間に。

しかしもう休憩室に足を運ぶだけで精いっぱい。

それ以上体が動かない……もし僕がロボットだったらコントロール画面にデカデカと「OVERHEAT!(オーバーヒート)」と表示され機能停止に陥ってたことだろう。

そんだけ深刻

そこでついに周囲も見かねて熱を計るよう勧めるわけだが、そのときの体温は実に38.5℃!!

これが普通のデスクワークだったらまだ「うわー熱っぽいわ……今日は手ェ抜いて仕事しよ……」とかのん気なことを言ってられるのだが、ここは巨大なラインが無慈悲に流れゆく鉄の要塞。

まずもって「手を抜く」という行為自体が許されない戦場なのだ。

慣れれば少しはどーにかなるんだろうけど とにもかくにも僕は38.5℃という超ド級の難敵を前に、ドクターストップならぬボスストップが宣言された。

そらアヘ顔ダブルピースやってたなんて聞いたら上司も心配するわな

僕は即座に業務用装備一式をキャストオフされ、係長の車に乗せられた。

係長の車はスバル・レガシィ。

さすがスバル社員、身の回りはばっちりスバル化されているんですね……本当はもう2時間ほど頑張ればその日の勤務も晴れて終了となり、とりあえずのところ皆勤手当てから遠ざかることのなかった状況だっただけに非常に悔しい!!

日もだいぶ短い年末の一幕……とりあえず車の中黙っていても何か気まずいってことで、運転中の係長にちょっかいを出す。

ぼく「係長は風邪とか引かないんですか?」

係長「全然引かないよ。もう10年以上引いてないな」

この男……できる……!!あんな大変そうな職場なのにいつ見てもケロッとしている。

彼は鋼の肉体を持つ男だったのだ。

なんてこった!!自分の軟弱さがうらめしい

とりあえず寮に到着し、送ってくれた係長にお礼を言って部屋に直行……からの流れるような身支度で最寄りの病院へ。

不幸中の幸いはその週が朝からの勤務だったため、病院はまだ開いていたことかな

体力の残っていない今の僕では、そこ数百mくらい離れた病院に歩いていくことすら大冒険。

病院に着くころには体温も38.8℃まで上昇していた

医者「おお〜、これは完全に風邪だねぇ〜」

ぼく「はい……(いや分かってるわさっさと薬出してくれよ……)」

医者「インフルエンザじゃなくてよかったね〜」

ぼく「!」

ここで僕は気付いた。

インフルエンザとかいう伏兵の存在

風邪ならまだ滋養を取れば早急に治る見込みがあるが、インフルエンザ、てめーはダメだ。

こいつにかかれば1週間は余裕で吹っ飛ぶ。

もう皆勤手当とかそんなレベルじゃない

僕は今後のために対策しておく必要があるとにらんだ。

ぼく「あのう……インフルエンザの予防接種とかって今受けれるんでしょうか……?」

医者「え!?今!?やめたほうがいいよ、ホントに(インフルエンザに)なっちゃうから!風邪が治ったら打ってあげるからまたおいでw」

なんじゃそりゃあああぁあぁぁあ!!

来たくもない病院に満身創痍でやってきたってーのにこれで終わりかよ!? ……と思ったんだが無理もない。

風邪で弱った体ではインフルエンザの予防接種でも発症してしまうケースがあるんだとか。

そら仕方ないわというわけで薬だけもらってトボトボ帰る僕。

薬は4日分もらったけど、4日なんてとんでもない!

まだ休めってか!欠勤を少しでも減らしたい僕はその日からコンビニで栄養のありそうな食物を買い漁り、毛布に包まったまま暖房MAXでひたすら寝ていた。

その対策が功を奏してかよく月曜日には元気に出勤してまた自動車を組み立てていましたとさ♪

しかし……

病院代・・・初診料込み−3,500円

(回復用の)食事代・・・−3000円

皆勤手当・・・−30,000円

合計−36,500円

早退で打ち砕かれた心・・・プライスレス

どういうことなの……たった2時間の早退で、ここまでの経済的ダメージ&精神的ダメージを被るとは。

だがこれに文句を言ってはいけない。

期間工としての資質が問われる第一要素としては「身体の丈夫さ」が外すことができないのだ。

今回僕は「風邪」という小ボスクラスのモンスターに敗北してしまった。

己の軟弱が恥ずかしい

本来ならば早めにインフルエンザの予防接種を受けておき、スバルの工場が位置する「群馬の冬」という敵に対してもっと対策をしておくべきだった。

そうすればあの皆勤手当は今頃……うわぁああぁぁああああ!!この話をここまで読んでくれた人はもう分かってくれたと思う。

「熱を出した状態で務まるほど期間工は楽じゃない」ということが。

だからこその高給取りであるし、だからこそ破格の皆勤手当というものが設定されているのだ。

それを忘れて俺は……俺はッッ……!!こうして僕のスバルフィーバーは2日間という短い時間で完治したが、その代償はあまりにも大きかった。

だからこそ言わせてもらおう

みんな、マジで体調管理はしっかりな!

群馬の冬ってクソ寒いぞ!!熱が出たら仕事は休め!

ヘタすっと大怪我すんぞ!!お兄さんとの約束だよ!!

エンド

著者プロフィール

f:id:borncrash:20170307173544j:plainf:id:borncrash:20170218220956p:plain

せいじ

東京都在住:元スバル期間工(2008年)、30代前半男性。

(写真は期間工当時) 俳優を目指しながら『にちプチ 【Nichi-Petit】』というブログで日々思うことやプチお役立ち情報をわめいてる。

読み手に勇気を与える文章が好きです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
完全無料・カンタン1分期間工特化型エージェントであなたにぴったりの超高待遇求人を教えてもらう

お電話でもカンタン登録