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2017/12/15

【赴任前に要確認】スバル期間工のトイレ事情(矢島工場/他)

期間工の工場のトイレ

ちょっとバッチい話になるかもしれないが聞いてくれ!つーかこれは期間工という仕事をやる上でかな〜〜〜〜り大事なことだから聞くべきだと思う。今回ギャグとかそういうの極力抑え目で真面目に語るから。多分

期間工が工場に赴任したらまず確認すべきこと・・・

僕は自動車工場の期間工という仕事を始めるにあたって、大きな心配を持っていた。まあバッチいという触れ込みでタイトルを読まずとも分かると思うんだけど、おトイレの話ね。トイレ――。

古の時代から我ら人間の排泄物の処理という、社会では決して大きく語られることはないが、重要な役目を負った場所である。んでこのトイレ、ラインの仕事でなければ「ちょっとトイレ行ってきまーす」という感じでササッと済ませればいいのだが、ラインの仕事ではそうはいかない。ラインという流れ仕事のなかで、誰かが「ちょっとすんませーん」みたいな感じでその場を離れるとあたりまえだがラインが止まる。生来胃腸がそんなに強くなかった僕は大いに困惑した。前から仕事中に「うっ!」っとなることが多かったから。だからこそこのトイレ事情には人一倍気を遣っていたのだ。今回は僕の群馬に赴任してからのトイレ問題を、実際に起きた事案を元に紐解いていこうと思う。胃腸が弱い日本人は是非参考にしてほしい。

波というのは何の前触れもなく訪れる

ある平日のこと……

僕はいつものように出勤し、スバルの矢島工場でいつものようにインプレッサやフォレスターのボディーをゴキゲンに組み立てていた。特に変わり映えのない、あたりまえの一日である。しかし! 僕の身体の中には確実に良くない変化が起きていた。

作業中ぼく「(今日もいつも通りやな)」

〜20分後〜

作業中ぼく「(なんかお腹に少し違和感が……まあ休憩まであと20分だし大丈夫やろ)」

〜5分後〜

作業中ぼく「ヤバーーイ!!(テノール)」グギュルルルルル

またある平日のこと……

休憩中ぼく「(休憩中にトイレ行っとこ)」

トコトコ

休憩中ぼく「トイレあいてねーー!!」グギュルルルルル

期間工の諸君!トイレをナメるな!!

このように、自身の身体には何の心配がない時も、もしくはキチンと時間を見つけてトイレに行く時間を設けたとしても、何かしらの不可抗力によって便意は発動されることがある。

この時点で手汗がじんわりな読者様もいらっしゃることだろう。しかも、その威力に手加減など存在するはずもなく、とにかく無慈悲に、とにかく猛烈に、そしてとにかく巨大な波として訪れる。人はそこで知る……自分自身の業を……

人間とは、存在自体が罪なのか?はたまた、この文明社会を象徴する一端である「自動車工場」という存在が罪なのか?いずれにせよ、神だとか仏だとかの存在が脳内を支配する瞬間である。

ぼく「ごめん、ほんとすいません、助けて……」こんな時人は無力なもんだ。どんなに屈強な男も、どんなに聡明な仏門の人でも「便意」という暴力には勝てない。

それは内から湧き上がる呪われた力。

かつてその力に屈し、大勢の面前でその力が解放されてしまい、大惨事を招いた者もいるだろう。

僕も中学の時に、クラスメイトがこの力を甘く見たために起きた事件に巻き込まれたことがある。

どよめきと嘲笑に包まれる教室内……しかしその時の僕はそんな彼の姿を見てとても笑う気になどなれなかった。いつか、僕にもこんな瞬間がくるのではないだろうか?そんな漠然とした不安に恐れおののいていたのだ。

そして!! 約10年の時を経て、そのことが今思い出される!!まさに便意の輪廻転生ともいうべきか、中学時代の彼の湧き上がる便意が僕の身体を通じて、今ここに発現した。しかし上二つの事例は中学時代以上にハードモードな状況だ。お金をもらって仕事をしている以上、僕らは職場のルールに従ってその業務を遂行しなければならない。

「あ、ちょっとトイレー!」が許されるのはデスクワークなどの流れ作業ではない職場であって、ここは皆が運命共同体であるライン工。そんな勝手は許されないのだ。

プロ期間工は、急がず、静かに、速く。

このような時、人は誰でもなるべく自分を保つために平静を保とうとする。僕も事を荒立てたくないということで、ライン作業中に襲ってきた便意の深刻さをおくびにも出さず、隣のラインのおじさんに

ぼく「ちょっとお腹痛いんですけど、どうしましょうか?」キリッ という、内容がいまいちハッキリしない相談をしてしまった。この事実を受けたおじさんは

おじさん「あ〜、ちょっと上司の山田さん(仮名)呼ぶから待ってて」と、わりとライトに対応してくれた。

僕はそこでホッとしてしまったのだが、これがいけなかった。10分、20分と、待てども待てども上司が来ない。本来上司は定期的にライン内を巡回しているのだが、今日は本当に遅い。どこかでトラブルが起きているのか?それとも事故?しかし俺の身体の中に起きていることもわりと大変なトラブルだ。

おなかクライシス・イン・スバル……なんともエンターテインメント性の高そうなタイトルだ。

25分を回った頃、やっと上司が僕の前に現れ、僕とライン作業を変わってくれた。僕は一目散にトイレに駆け込み……たいところなのだが、様々な機械が動き、フォークリフトなどが走っている工場内を駆け足するのは良識のある大人がやることではない。

僕は顔を真っ赤にしながら早歩きでトイレを目指した。しかし……トイレ遠いんじゃーーーー!!!!

あまりこの展開を引っ張っても、読者様の胃腸をいたずらに刺激するだけで建設的とはいえない内容になってしまうので一旦ここで切ろう。結論としては首の皮一枚繋がったというところか、ギリギリ自身のメンツは守りつつ出すモンも出したんだが、この日を境に僕のトイレ観は変わった。大きく変わった。大だけに。そして、この仕事を続けたければその問題を直視し、キチンと対策を練っておかなければならないと強く感じた。

スバル期間工が働く矢島工場の問題点

まず第1にトイレが職場でそれほどお手軽な場所にないこと。第2に工場の抱えるライン工の人数に対して少ないということだ。この2つをきちんと把握していない限り、スバル自動車期間工における快適なトイレライフを送ることは不可能である。「トイレは休憩時間に行っとけ」こんな当たり前なことができない現実だってあるのだ。

すべての職場が、一人一人のためにすべての設備をクソ親切に用意されていると思ったら大間違いだ。もし矢島工場に配属となった僕の可愛い後輩たちは、この事実を胸に、期間工ライフを送る覚悟をしてほしい。大丈夫、このことを知っているだけであなたの力になるから。この記事読んでくれた人は、未来永劫矢島工場のトイレの神様に愛されることだろう。おめでとう

スバル期間工時代の自分の問題点

しかし問題なのはトイレの場所、数などの工場のシステムだけではない。間違いなく自分のアプローチ自体にも至らない部分があったことは認める。すまん

まず1つは、普段から胃腸のケアをしておかなかったこと。僕は自分の胃腸が弱いことを知っていた。なのに十分な対策をしていなかったのだ。

たとえば、「ビオフェルミン錠を飲んでおく」とか「少なくとも平日は胃腸に優しいものを食べる」とか、ひいては自分の身体を大切にすることに繋がる対策。それだけでも、少なくとも「グギュルルルルル」という緊急かつ猛烈な便意は避けられたはず!!

そして2つ目は「ヤバイ状況なのにヤバさを醸し出さずに相談した」こと。もうこれは自分で自分の首絞めてますね。

今回はなんとか間に合いましたが、もし他のラインで同じトイレ交代要員が出てたら、僕は上司が到着する前に力尽きていたことでしょう。ああ、想像しただけで手汗が……こんな時は見栄張っちゃダメ。ヤバイ時はヤバイと言える心、プライスレス。

僕だってこんな記事マジメに書いてて、途中「アホか」とか思う瞬間あったけど、でもこれは本当に大事だと思うからそんな恥ずかしさに負けない。ちょっとメタ的な発言になっちゃうけど、この記事を担当さんに納品する時が一番恥ずかしい。だけど!!僕はこのトイレがらみで非常に苦労したので是非真剣にチェックしてほしい。お願いします この企画始まって以来の真面目度だと思う、コレ

恥ずかしいことじゃないよ、安心して

直前まで散々恥ずかしい雰囲気出しといて、なんとも信憑性のない触れ込みですがコレが真理です。それを恥ずかしがっていいのは小中学生までです。

ボーイ

おとなをからかっちゃいけないよ!だってトイレは誰でも行くじゃないですか。トイレ行かない人間なんて1980年代のアイドルくらい。

工場には「ヒヤリ・ハット」という考え方が他の職場以上に浸透しています。

ヒヤリ・ハットとは、重大な災害や事故には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の事例の発見をいう。文字通り、「突発的な事象やミスにヒヤリとしたり、ハッとしたりするもの」である。 ヒヤリ・ハット - Wikipedia

そして今回の事例は、僕的に人間側で言うと間違いなく最強のヒヤリ・ハットです。お腹が痛くなったり、トイレが近くなったりすることは誰にでもあること。だからこそ「トイレとかwww」なんて他人事のように甘く見ず、僕のこのクソな体験談を胸に、日々の業務に勤しんでほしいと心から思います。

みんな、トイレは大事だからな!!

エンド

著者プロフィール

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せいじ

東京都在住:元スバル期間工(2008年)30代前半男性。(写真は期間工当時)

俳優を目指しながら『にちプチ 【Nichi-Petit】』というブログで日々思うことやプチお役立ち情報をわめいてる。読み手に勇気を与える文章が好きです。

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